伊万里市議会 > 2004-03-23 >
03月23日-07号

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  1. 伊万里市議会 2004-03-23
    03月23日-07号


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    平成16年 3月 定例会(第1回)          平成16年伊万里市議会会議録(第1回定例会)1 日 時  平成16年3月23日 午前10時00分開会2 出席した議員    1番  黒 川 通 信         15番  前 田 儀三郎    2番  岩 橋 紀 行         16番  笠 原 義 久    3番  山 﨑 秀 明         17番  島 田 布 弘    4番  草 野   譲         18番  内 山 泰 宏    5番  山 田   悟         19番  占 野 秀 男    6番  樋 渡 雅 純         20番  盛   泰 子    7番  渡 邊 英 洋         21番  樋 渡 伊 助    8番  前 田 久 年         22番  原 口   弘    9番  貞 方 喜 延         23番  田 中 啓 三    10番  川 内   学         24番  岩 本 盛 房    11番  堀   良 夫         25番  満 江 洋 介    12番  高 木 久 彦         26番  福 田 喜 一    13番  前 田 教 一         27番  下 平 美 代    14番  岡 口 重 文         28番  浜 野 義 則3 欠席した議員    な  し4 出席した事務局職員    局長 田 中 健 志5 地方自治法第121条による出席者の職氏名    市長                  塚 部 芳 和    助役                  前 田 和 人    収入役                 吉 富 常 彦    総務部長                永 田   昇    政策経営部長              友 廣 英 久    市民部長福祉事務所長)        永 峰 保 馬    産業部長                吉 富 忠 士    建設部長                小笠原 康 人    総務部副部長(総務課長)        江 頭 興 宣    政策経営部副部長(財政課長)      山 平 邦 博    企画政策課長              山 本 洋一郎    市民部副部長(人権・同和対策課長)   田 中 直 記    市民部副部長(市民課長)        尾 形 洋一郎    産業部副部長(企業誘致推進課長)    中 島 善 博    建設部副部長(建設課長)        副 島 秀 雄    市民病院事務長             米 田 秀 次    水道事業管理者職務代理者         水道部長                南   和 夫    水道部副部長(工業用水道課長)     西 田   武    消防長                 川 原 清 春    教育長                 岩 永 憲一良    教育部長                城     武1.議事日程    第1 議会議案等一括上程    第2 議会議案等提案理由説明    第3 議会議案等に対する質疑    第4 常任委員会報告    第5 常任委員会報告に対する質疑    第6 特別委員会報告    第7 特別委員会報告に対する質疑    第8 議案の付議順序により討論、採決    第9 閉会1.本日の会議に付した事件    日程第1 議会議案等一括上程     議会議案第1号 修正案の提出について     意見書案第1号 容器包装リサイクル法の改正を求める意見書の提出について     意見書案第2号 消費者保護基本法抜本改正等を求める意見書の提出について    日程第2 議会議案等提案理由説明    日程第3 議会議案等に対する質疑    日程第4 常任委員会報告    日程第5 常任委員会報告に対する質疑    日程第6 特別委員会報告    日程第7 特別委員会報告に対する質疑    日程第8 議案の付議順序により討論、採決    日程第9 閉会1.会議の顛末                (午前10時 開議) ○議長(黒川通信)  おはようございます。定刻定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。 ここで市長からあいさつの申し入れがあっておりますので、これを許可いたします。塚部市長。 ◎市長(塚部芳和) (登壇) 皆さんおはようございます。本会議に先立ちまして、特別交付税について御報告とお礼を申し上げます。 平成15年度の特別交付税につきましては、11億 3,322万円の交付決定を受けたところでありまして、地方交付税を取り巻く環境が非常に厳しく、前年度に対して20%以上の減額も予想される中で、約6%の減額にとどまる11億円の大台を確保できたことを大変喜んでおるところでございます。議員の皆様には特別交付税の増額について要望活動など格別の御尽力と御支援を賜り、厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(黒川通信)  ここで本日新たに議会議案1件、意見書案2件が提出されております。この取り扱いについて議会運営委員会を開催していただくため、しばらく休憩いたします。               (午前10時2分 休憩)               (午前10時30分 再開) △日程第1 議会議案等一括上程 △日程第2 議会議案等提案理由説明 ○議長(黒川通信)  会議を再開いたします。 休憩中に議会運営委員会を開催していただき、議会議案1件、意見書案2件の取り扱いについて協議されました結果、本日の日程に追加上程することに決定されております。 そこでお諮りいたします。議会議案1件、意見書案2件の取り扱いについては、議会運営委員会決定どおり、本日の日程に追加上程いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議会議案1件、意見書案2件を本日の日程に追加上程いたします。 それでは、ただいま追加上程いたしました議会議案第1号の1件及び意見書案第1号、第2号の2件を議題といたします。 議案等の朗読を省略して、直ちに提案理由の説明を求めます。 まず、議会議案第1号 修正案の提出について。27番下平議員。 ◆27番(下平美代) (登壇)     ――――――――――――――――――――――――――議会議案第1号               修正案の提出について     ――――――――――――――――――――――――――提案理由 窓口対応用エプロン着用事業予算について、「補正予算の概要」には「市民は     税を納めている顧客という基本認識のもと、職員一人ひとりの意識改革を進め     るとともに、市民に親しまれる市役所を実現するため」と説明されているが、     福祉・教育関連予算まで削らざるを得ないほどに厳しい財政状況のもと、あえ     てエプロンをしなければ実現出来ないこととは考えられない。そこで、関係の     予算を予備費に組替えるため、この案を提出する。     ―――――――――――――――――――――――――― ○議長(黒川通信)  次、意見書案第1号 容器包装リサイクル法の改正を求める意見書の提出について。20番盛議員。 ◆20番(盛泰子) (登壇)     ――――――――――――――――――――――――――意見書案第1号       容器包装リサイクル法の改正を求める意見書の提出について     ――――――――――――――――――――――――――提案理由 伊万里市では平成8年から、行政区を単位とした資源回収(リサイクルサンデ     ー)等を実施し、本年度の補助金総額は約 1,682万円の見込みである。資源回     収に熱心な自治体ほど、多くの公費負担をしなければならないという矛盾の根     源は、容器包装リサイクル法で「拡大生産者責任」が徹底されていないことに     ある。よって、厳しい財政状況にある自治体が、資源回収に関してこれ以上の     公費負担を迫られることがないよう、地方自治体の意見を取り入れた形で容器     包装リサイクル法が早急に改正されるよう、関係機関に対して意見書を提出し     たいので、この案を提出する。               ( 401ページ本文掲載)     ―――――――――――――――――――――――――― ○議長(黒川通信)  次、意見書案第2号 消費者保護基本法抜本改正等を求める意見書の提出について。27番下平議員。 ◆27番(下平美代) (登壇)     ――――――――――――――――――――――――――意見書案第2号      消費者保護基本法抜本改正等を求める意見書の提出について     ――――――――――――――――――――――――――提案理由 商品サービス、金融関係に関する消費者の被害が各地で急増し、消費者からの     苦情も多く、消費者のくらしもおびやかされている。よって、消費者保護基本     法を抜本改正し、消費者政策基本理念に「消費者の権利」を明記されるよう、     関係機関に対して意見書を提出したいので、この案を提出する。               ( 402ページ本文掲載)     ―――――――――――――――――――――――――― △日程第3 議会議案等に対する質疑 △日程第4 常任委員会報告 ○議長(黒川通信)  議会議案等提案理由の説明が終わりましたので、これに対する質疑を行います。 まず、議会議案第1号 修正案の提出について。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって議会議案第1号に対する質疑を終結いたします。 次、意見書案第1号 容器包装リサイクル法の改正を求める意見書の提出について。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって意見書案第1号に対する質疑を終結いたします。 次、意見書案第2号 消費者保護基本法抜本改正等を求める意見書の提出について。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑なしと認めます。よって意見書案第2号に対する質疑を終結いたします。 以上で議会議案意見書案に対する質疑を終結いたします。 それでは、日程に従いまして、各常任委員会の報告を求めます。 初めに、総務委員会、前田教一委員長。 ◎総務委員長(前田教一) (登壇)     ――――――――――――――――――――――――――             総 務 委 員 会 報 告 書 3月4日の本会議において付託されました、議案第2号 地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う      関係条例の整理に関する条例制定について議案第3号 伊万里市役所出張所設置条例の一部を改正する条例制定について議案第4号 伊万里市行政手続条例の一部を改正する条例制定について議案第5号 伊万里市駐在員設置条例の一部を改正する条例制定について議案第6号 伊万里市個人情報保護条例の一部を改正する条例制定について議案第7号 伊万里市情報公開条例の一部を改正する条例制定について議案第8号 伊万里市長、助役、収入役及び水道事業管理者並びに教育長の給料月額の特例      に関する条例の一部を改正する条例制定について議案第9号 伊万里市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例制定について議案第10号 伊万里市報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例制定について議案第11号 伊万里市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部      を改正する条例制定について議案第12号 伊万里市手数料条例の一部を改正する条例制定について議案第18号 伊万里市火災予防条例の一部を改正する条例制定について議案第29号 平成15年度伊万里一般会計補正予算(第6号)のうち       第1条 歳 入  全 款           歳 出  第2款 総務費            〃   第9款 消防費            〃   第12款 公債費            〃   第13款 諸支出金       第2条 繰越明許費の補正       第3条 地方債の補正       第4条 一時借入金の補正議案第36号 平成16年度伊万里一般会計予算のうち       第1条 歳 入  全 款           歳 出  第1款 議会費            〃   第2款 総務費                (第1項 総務管理費のうち                  第10目 地籍調査費を除く)            〃   第9款 消防費                (第1項 消防費のうち                  第4目 水防費を除く)            〃   第12款 公債費            〃   第13款 諸支出金            〃   第14款 予備費       第2条 債務負担行為       第3条 地方債       第4条 一時借入金       第5条 歳出予算の流用 以上諸議案審査の結果、次の意見を付し、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 市制50周年記念事業については、財政的に厳しい折から一部内容において、一層の見直しを行うことが望まれる。 この他、付託議案及び所管事項のうち、特に次の事項について議論がありました。  1.平成15年度補正予算のうち   (1)  エプロンの購入・配布について   (2)  市民病院への貸付金について  2.平成16年度予算のうち   (1)  民間企業等体験研修事業について   (2)  公用車ガソリン購入単価について   (3)  住みたいまち伊万里・行きたいまち伊万里構築事業について  3.黒澤明記念館の他市の動きへの対応について 以上報告いたします。 平成16年3月23日                     総務委員会                         委員長前田教伊万里市議会議 長  黒 川 通 信 様     ―――――――――――――――――――――――――― ○議長(黒川通信)  次、文教厚生委員会内山委員長。 ◎文教厚生委員長(内山泰宏) (登壇)     ――――――――――――――――――――――――――           文 教 厚 生 委 員 会 報 告 書 3月4日の本会議において付託されました、議案第14号 伊万里市留守家庭児童クラブ条例の一部を改正する条例制定について議案第15号 伊万里市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について議案第16号 伊万里市廃棄物の減量及び適正処理並びに環境美化に関する条例の一部を改正      する条例制定について議案第19号 伊万里市教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例制定について議案第20号 伊万里市公民館設置条例の一部を改正する条例制定について議案第21号 伊万里市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定につ      いて議案第22号 伊万里市重度心身障害児福祉年金条例を廃止する条例制定について議案第23号 伊万里市火葬場の設置及び管理に関する条例を廃止する条例制定について議案第26号 専決処分の承認を求めることについて      (平成15年度伊万里国民健康保険病院事業特別会計補正予算(第3号))議案第29号 平成15年度伊万里一般会計補正予算(第6号)のうち       第1条 歳 出  第3款 民生費            〃   第4款 衛生費            〃   第10款 教育費議案第30号 平成15年度伊万里国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について議案第31号 平成15年度伊万里介護保険特別会計補正予算(第3号)について議案第33号 平成15年度伊万里老人保健特別会計補正予算(第4号)について議案第35号 平成15年度伊万里国民健康保険病院事業特別会計補正予算(第4号)につい      て議案第36号 平成16年度伊万里一般会計予算のうち       第1条 歳 出  第3款 民生費            〃   第4款 衛生費            〃   第10款 教育費議案第37号 平成16年度伊万里国民健康保険特別会計予算について議案第38号 平成16年度伊万里介護保険特別会計予算について議案第44号 平成16年度伊万里老人保健特別会計予算について議案第47号 平成16年度伊万里国民健康保険病院事業特別会計予算について 以上諸議案審査の結果、原案のとおり可決及び承認すべきものと決定いたしました。 以上報告いたします。 平成16年3月23日                      文教厚生委員会                         委員長内山泰宏伊万里市議会議 長  黒 川 通 信 様     ―――――――――――――――――――――――――― ○議長(黒川通信)  次、産業経済委員会岡口委員長。 ◎産業経済委員長(岡口重文) (登壇)     ――――――――――――――――――――――――――           産 業 経 済 委 員 会 報 告 書 3月4日の本会議において付託されました、議案第1号 伊万里市都川内森林公園条例制定について議案第17号 伊万里市中小企業振興資金貸付けに関する条例の一部を改正する条例制定につ      いて議案第24号 伊万里市林業構造改善事業審議会設置条例を廃止する条例制定について議案第29号 平成15年度伊万里一般会計補正予算(第6号)のうち       第1条 歳 出  第5款 労働費            〃   第6款 農林水産業費            〃   第7款 商工費            〃   第11款 災害復旧費                 第1項 農林水産施設災害復旧費議案第36号 平成16年度伊万里一般会計予算のうち       第1条 歳 出  第5款 労働費            〃   第6款 農林水産業費            〃   第7款 商工費議案第41号 平成16年度伊万里農業集落排水事業特別会計予算について議案第43号 平成16年度伊万里市営駐車場特別会計予算について 以上諸議案審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上報告いたします。 平成16年3月23日                      産業経済委員会                         委員長岡口重文伊万里市議会議 長  黒 川 通 信 様     ――――――――――――――――――――――――――
    ○議長(黒川通信)  次、建設委員会島田委員長。 ◎建設委員長(島田布弘) (登壇)     ――――――――――――――――――――――――――             建 設 委 員 会 報 告 書 3月4日の本会議において付託されました、議案第13号 伊万里市特別会計設置条例の一部を改正する条例制定について議案第25号 伊万里都市計画事業北部第一土地区画整理事業施行に関する条例を廃止する条      例制定について議案第27号 専決処分の承認を求めることについて      (損害賠償の額を定めることについて)議案第29号 平成15年度伊万里一般会計補正予算(第6号)のうち       第1条 歳 出  第8款 土木費            〃   第11款 災害復旧費                 第2項 公共土木施設災害復旧費議案第32号 平成15年度伊万里市伊万里駅周辺土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)      について議案第34号 平成15年度伊万里水道事業特別会計補正予算(第3号)について議案第36号 平成16年度伊万里一般会計予算のうち       第1条 歳 出  第2款 総務費                 第1項 総務管理費                  第10目 地籍調査費            〃   第8款 土木費            〃   第9款 消防費                 第1項 消防費                  第4目 水防費            〃   第11款 災害復旧費議案第39号 平成16年度伊万里立花台地開発事業特別会計予算について議案第40号 平成16年度伊万里公共下水道事業特別会計予算について議案第42号 平成16年度伊万里市伊万里駅周辺土地区画整理事業特別会計予算について議案第45号 平成16年度伊万里水道事業特別会計予算について議案第46号 平成16年度伊万里工業用水道事業特別会計予算について 以上諸議案審査の結果、次の要望を付し、原案のとおり可決及び承認すべきものと決定いたしました。 議案第36号 平成16年度伊万里一般会計予算のうち、第1条 歳出 第8款 土木費第5項 都市計画費 第3目 公園事業費は、現在、都市公園として、事業進捗中の伊万里ファミリーパーク(仮称)整備事業について、より市民が利用しやすく、青少年の学習・教育の場としても役立つ魅力ある公園を目指し、中長期的に整備を図る見直し案が示されたところである。本年度事業費として管理事務所放送施設等の整備費が計上され、平成18年度一部供用開始が計画されている。今日の厳しい財政状況の中にあって投資の有効性が大きく問われており、施設整備、特に維持・運営管理については、一体的なものであるから、さらに慎重な検討を要望する。 以上報告いたします。 平成16年3月23日                     建設委員会                         委員長島田布弘伊万里市議会議 長  黒 川 通 信 様     ―――――――――――――――――――――――――― ○議長(黒川通信)  以上で各常任委員会の報告が終わりましたので、しばらく休憩いたします。               (午前10時52分 休憩)               (午前11時7分 再開) △日程第5 常任委員会報告に対する質疑 ○議長(黒川通信)  会議を再開いたします。 それでは、各常任委員会の報告に対する質疑を行います。 まず、総務委員会報告について。27番。 ◆27番(下平美代)  総務委員会の報告は「原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。」ということでございますが、その次に「特に次の事項について議論がありました。」と書かれてございます。例えば、15年度の補正予算にはエプロンの購入・配布、市民病院への貸付金。特にこの事項について議論がありましたということでございますので、補正予算エプロンの購入・配布についてはどのような議論があったのでしょうか。 それから、16年度の予算については民間企業等体験研修事業についてどのような議論があったのでしょうか。 次、(2) 番、公用車ガソリン購入単価についてどのような議論があったのか、お知らせください。 ○議長(黒川通信)  総務委員長。 ◎総務委員長(前田教一)  ただいま3点についてお尋ねがございましたので、その概略を御報告いたします。 まず、エプロンの購入・配布につきましては、巷間さまざまな議論があっておったところでありまして、委員会におきましても全く同じような意見があったところであります。ただ、執行部からの説明の中では、それほど多くの議論があったわけではございません。というのは、前段ではっきりこのことについては異議ありという、そういう姿勢が示されていたということもございます。 そしてまた、一方、賛成の分につきましても、さまざまな意見がございました。非常に一方では発想が貧しいのではないかとか、あるいはそこまでして市長が提案をなさることにはそれなりの意義があるのではないかと、ただ単なるエプロン論議にしてはいかんのじゃないかと、そういった意見もございました。この件につきましては、最終的には採決をとったわけではありませんが、その動きの中で申し上げますと、少数意見であったということで、このことにつきましては、意見はあったけれども、ここに付記をすることによって了承いただき、原案のとおりということで、委員会としては了承を願ったと、そういう経過でございます。 次に、16年度予算の中で民間企業等体験研修事業についてお尋ねでございますが、これはわずかな予算と言えば語弊がありましょうが、その内容は、御承知のように職員の中から市内の企業を中心にして、まず接遇の勉強をさせたいと。現場に入ってしっかり実際の企業がどのような接遇をしているのか、そのことを中心にというふうなことでの説明があったところであります。 参考資料の中では非常に大きな目標が掲げられております。そのことに対して異議も当然あったところであります。1週間、正確には四、五日という中で、それほど大きな目標が達せられるのかということが一つ、それからもう一つは、わずか四、五日のことでありますから、まずは基本的な接遇をここで勉強させたいということでの執行部からの説明があったところであります。委員会としては、本来、このことについてはもう少し予算を組んででもしっかりした基本的な勉強をさせるべきではないかというのが大方の意見でございました。 次にお尋ねの公用車のガソリンの購入単価についてということでございますが、このことにつきましては、ふとしたことから、ある議員から公用車、それこそ多くの――もちろん所管の問題でありますから、多くの公用車が走っているわけです。それについては、単価はどのようになっているかという質問が出されたのが端緒、きっかけであります。想像をお互いにするところ、これだけの車が走っているわけでありますから、恐らく市中単価よりもわずかでも安いのが常識じゃないかというのが大方のお考えであろうと。もちろん、私もそのとおりであります。 今現実は、市中のある一社を窓口にして、そして、市内一円で給油ができるというシステムをとっておられます。そのことは当然のこととして理解できるわけでありますが、今の現状としては、市中表示価格よりも3円ないし4円高いというのが現実であります。このことにつきましては厳しく、委員会としても工夫をすべきではないかと強く申し入れをしたという経過がございます。その経過につきましては、大体原油単価は非常に乱高下といいましょうか、変動が激しいということもございまして、6カ月ごとに執行部の方では担当が契約を更新されていると。そういった中で、実はこういう指摘があったことを受けて、即契約の見直しをしたいということでのお話も伺っている状況であります。 以上が今の3点についての御質問に対する概略の答弁、御説明でございます。 以上です。 ○議長(黒川通信)  ほかに。25番満江議員。 ◆25番(満江洋介)  総務委員会の15年度補正予算のうち、エプロンの購入・配布についてということで今説明を賜りましたけれども、確認です。これは少数意見という感じで記載してあるのでしょうか。 それともう一つ、次は黒澤明記念館の他市の動きへの対応について、これについて市の方からどのような説明があったのか。 以上です。 ○議長(黒川通信)  総務委員長。 ◎総務委員長(前田教一)  先ほど来申し上げましたように、エプロンの問題につきましては採決をしたわけではございません。ここで具体的に申し上げますと、お二人が反対ということで、挙手をするまでもなく、そういう状況でございましたし、さまざまな事情、考慮の末に4名の方は賛成ということが現実でございます。そのために一応ここに付記をするという形をとらせていただいたところであります。 次に、3点目に上げております黒澤明記念館の他市への動き、そのことについてお答えをいたします。 このことにつきましては、既に皆さん方も御承知かもわかりませんが、去る2月17日の日経新聞のべた記事ではございましたが、実は伊万里市の財団との契約、あるいは黒澤さんとの契約を脅かすのではないかと思われるような内容が実は記載されておりました。というのは、黒澤明監督の出身地である秋田県、あるいは東京都の足立区に類似の施設をつくるやに、そういった報道がなされているところであります。 そういったことから、果たしてこのことを看過できるかのかどうかということで、このことは委員会でもしっかり議論をしたところであり、そしてまた、執行部にも問いただしたところであります。それに対しまして、執行部もこのことには大変大きな関心を持っておられまして、既に電話等で先方の市役所、あるいは県に対して状況についてお尋ねをされたということでございます。ただ、公式のそういうところでの問い合わせには目下のところ全く私どもは関知しておりませんので、実態はわかりませんというお答えであったということであります。 しかし、このことについては、このまま見過ごすわけにはいかないという私どもの総意もございまして、また、執行部としても十分関心を持っておられて、議会終了後にはできるだけ早い時期に具体的にこの内容についてはリサーチをしたいと。場合によっては現地に出向いてでも確認をとりたいと、そういう答弁をいただいているところであります。 以上であります。 ○議長(黒川通信)  ほかに。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に進みます。 文教厚生委員会の報告について。11番堀議員。 ◆11番(堀良夫)  文教委員長の方にお尋ねしますが、議案第36号の平成16年度伊万里一般会計予算のうち、歳出の第10款.教育費におけます学校給食センター建設事業についてお尋ねをいたします。 この学校給食の件につきましては、昨年の11月、伊万里市学校給食施設整備検討委員会の提言を受けて、12月の議会においては一般質問で4名の議員の質問があったと思っております。また、私は続けて今回の議会においても質問を申し上げたところでございますが、この給食センター、既に建設されてから、古い方は昭和39年から40年を経過して、大変給食センターの老朽化に対する問題は喫緊の懸案事項として重要案件であります。 そういった意味で、まず委員長にお尋ねしたいのは、提言書におけます1センターですね、そういった提言がなされて、今議会の3月1日に執行部側の方の基本方針が教育長の方から伝えられたものであります。 そういった中で、第1回の検討委員会の議事録を見ますと、間は省きますが、まず事務局の方から18年度の運用をめどに計画をしていると。それを受けて、委員長の方も18年度からの運用が開始されることを前提としたいと。さらに事務局の方からは提言をいただいて、庁内決定をしていき、議会の決定も必要であると、これはもう当然のことであります。そういった意味で、重要案件という認識の中で委員長にお尋ねしたいのは、設置数、設置場所ですね、ほかにもあると存じますが、委員会でどのような議論があったのか、1点目にお尋ねします。 さらに、今回予算として提案されております 1,540万4千円の内容について、建設についてはPFI事業を活用することとして、本年度はPFIの導入調査及びPFIアドバイザーの委託を行いたいというふうに予算の説明がなされております。そのPFI等の内容についての議論について2点、お尋ねをいたします。 以上です。 ○議長(黒川通信)  文教厚生委員長。 ◎文教厚生委員長(内山泰宏)  今、堀議員の方から質問がありましたので、答弁をいたします。 今回、学校給食センターの建設につきましては、提言書等を踏まえまして、1センター方式で東山代町のポリテクセンター跡に建設するという方針が決定しているそうであります。また、センターの運営方針といたしましては、献立の作成、それから食材調達などの管理部門及び調理部門について、市直営として、配送についてはPFI事業、もしくは他の民間事業者へ委託するということで方針が決定しているというふうなことでございまして、新年度の予算にありますコンサルタントの委託料につきましては、PFI導入調査、これは4カ月ぐらいかかるそうでございますが、これが大体 500万円ぐらい。それから、アドバイザー業務が 1,000万円ということで、実施方針から事業者の募集、契約を行い、最終的には最短のスケジュールで平成18年の9月に供用開始ということで見込みを立てているというふうなことでございました。 それで、先ほど話がありました2センターが1センターになるというふうなことでございまして、これにつきましては、検討の結果はさほどではないのではないかなということと、それから、1センターで徹底的に衛生管理をしていくというふうなことの答弁をいただいたところであります。 そういうことで、文教厚生委員会といたしましては、学校給食センターにつきまして大変な議論があったわけでございまして、例えば、1センター方式及び建設場所については十分納得ができるものではなく、再検討をする必要があるのではないかとか、それから、配送部分のみの部分的な委託ではPFI事業の目的にはそぐわないというふうな意見も出まして、全体としては民営化を検討すべき、また、食器の導入については慎重な検討をすべきではないかというふうな意見も出されたところでございますけれども、そういうことで新年度予算に当たりましては、委員会としては定例会ごとに、または所管事務調査において報告を受けるなど、今後の経過を見守るということで意見がまとまったところであります。 以上です。 ○議長(黒川通信)  11番。 ◆11番(堀良夫)  委員長の方から委員会内において再検討の意見も含めて多くの意見があったというふうに今お聞きをいたしました。私は、この給食センターの建設について、基本的に反対の立場ではありません。こういった古い給食センターと、言いかえれば学校施設の一部であるわけですから、それが今日まで共同給食センターというふうに四つに集約されてきている経過も現実としてあるわけです。ですから、基本的には、自校式というのはありますが、そこまでという考えではなくて、現実論としては、12月の議会から今回もですが、やはり1センターにおけます課題点を中心に質疑をやったところであります。 その中では、今度の方針が行財政改革という視点の方が強く、子供たちが犠牲になる計画であってはならないと、そういう思いの中で質疑を重ねてきたわけです。そういった中での具体的な1センターにおけます課題点ですね。12月の一般質問の会議録を見ますと、教育長の答弁では、課題等については、実際に建設する場合にクリアできるかどうか検討しなければならないと。そして、市長の方からは同趣旨の疑問点は多々あると、検討を十分に深めたいという答弁をいただいております。そういった中での学校教育におけます給食の位置づけを踏まえての課題点、もう少し具体的にどういった議論があったのか、お尋ねします。 それと、2点目については、このPFI導入調査がおおむね 500万円、アドバイザー。そういった内容も今お答えいただきましたが、この 1,540万4千円ですね。既に1センターに絞ってのPFI導入の方向なのか、その点についてお尋ねします。 ○議長(黒川通信)  文教厚生委員長。 ◎文教厚生委員長(内山泰宏)  先ほど申しましたように、これは1センター方式でこの事業費が決定しているというふうなことであります。 それから、2センターと1センターの分ですが、先ほど申しましたように、2センターとの差ですね、検討の結果、さほど差はないのではないかというふうなことと、それから、1センターではそのために徹底的に衛生管理をしていくというふうなお話を聞きました。 以上でございます。 ○議長(黒川通信)  11番。 ◆11番(堀良夫)  具体的な課題点の内容についてお尋ねしたわけですが、先ほど申し上げましたように、この課題点については、行財政の面から見れば建設費の削減と、そういった面も当然出てまいりますが、私が申し上げたいのは、子供たちの視点に立って課題点としてはどうかと、そういった点をお尋ねしておったわけです。このPFI導入についても、新しい手法であるだけにいろんな課題点もあろうかと存じます。そういった意味で、今後文教委員会において、さらにこの大きな懸案事項であります給食センターの建設について議論を深めていただきますように要望いたしまして、質問を終わります。 ○議長(黒川通信)  ほかに。20番盛議員。 ◆20番(盛泰子)  委員長には給食センターについても通告いたしておりましたが、今の議論がありましたので、そちらは省略いたしまして、幼児インフルエンザ予防接種助成事業に関してお尋ねをいたしたいと思います。 議案質疑の折にもちょっと申し上げておりましたように、子供へのインフルエンザ予防接種については、かつてこの場で激しい議論のあったフッ素洗口以上に議論があるところだというふうに私は考えております。そこで、委員会ではどのような議論があったのか、お聞かせいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(黒川通信)  文教厚生委員長。 ◎文教厚生委員長(内山泰宏)  盛議員の質問に答弁をいたします。 これにつきましては、論議はあったかというようなことでございますが、これは対象者が、いわゆる希望者だけなのかというふうなことで御質問があったわけです。それに対して、執行部の方からは 2,900名を対象として2回接種を行うと。そして、それに対して助成を行うというようなことと、それから希望者のみですよというふうなことでございます。 以上でございます。ほかにはありません。 ○議長(黒川通信)  20番。 ◆20番(盛泰子)  そういうことだったということで、ないものねだりはやめようと思います。 そこで、ちょっとこの場にいる方で共有しておきたいことがあります。私は、この制度によって助かる方々がおられるのは事実だと思いますし、今委員長のお話にもありましたように、予防接種を受けるか否かは保護者がみずからの責任で決めることですから反対しようとは思っておりません。ただ、ここに至るまでの状況というのは、きっちり押さえておいてほしかったなと思います。 と申しますのは、1994年、平成6年10月の法改正でそれまでずうっと、私も小さいころからずうっとインフルエンザの予防接種は学校で義務として受けてきましたけれども、それが努力義務に変わったわけですね。つまり、今委員長がまさにおっしゃった希望者だけという形になっているわけです。そして、その後、つい最近、2001年、平成13年11月の法改正では65歳以上のお年寄りなどへの接種が奨励されることになったわけですが、その折にも子供に対しては対象にならなかったという事実があるわけですね。 それで、小児へのインフルエンザの予防接種は予防接種法の対象の外であるために、万一のことが起こったときの補償については、はしかとか、ポリオとか、そのような法の対象となっているものの救済システムに比べると、全くないに等しいような状況だというふうに思います。ですから、これは主に市民部長に聞いていただきたいんですけれども、やはり保護者にそこら辺のことをきちんと示す形で、伊万里で絶対に悲しい事件が起こらないように最善を尽くしてほしいというふうに意見を申し上げて、質問を終わります。 ○議長(黒川通信)  ほかに。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に進みます。産業経済委員会報告について。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次に進みます。建設委員会報告について。22番原口議員。 ◆22番(原口弘)  公共下水道事業特別会計予算について質問をします。 議案質疑の折にも質問しておりましたけれども、一般会計からの繰入金が、前年度が10億 9,000万円、今年度が8億 7,000万円とかなり大きい金額になっています。そういったことで、ごく最近の新聞ですけれども、下水道の使用料の値上げがいろいろ検討されているようです。委員会の中でこういった話し合いがどの程度されたのか、お尋ねします。 ○議長(黒川通信)  建設委員長。 ◎建設委員長(島田布弘)  今、下水道事業に対して建設委員会で下水道の料金改定等について議論があったのかという質問があったわけでございます。 ただいまおっしゃいましたように、昨年は約10億 9,000万円ぐらいの一般会計からの繰り入れをしております。それで、建設委員会としても、その点も協議したわけでございますが、今、現時点で市町村合併をにらんで検討をしているということでございます。したがいまして、この改定をただいまするとしますと、また市町村合併時に改定をしなければならないということで、事務的にその点をにらんでやっているということでございます。 料金改定のことだけでいいですかね。(「どういう話し合いがあったのかだけでいいです」と呼ぶ者あり)ですから、料金改定についてでしょう。(「はい」と呼ぶ者あり) 料金改定については、今申し上げましたように、値上げはしなければならないということは認識をしているということでございます。それで、答弁だけ申しますけれども、別の議論じゃなく、そういうふうなことでとにかく市町村合併の動向を見なければ、今の時点でどうこうと言えないということでございます。しかし、いずれ近々のうちに値上げをしなければならないということは十分認識をしているということでございます。 以上です。 △日程第6 特別委員会報告 ○議長(黒川通信)  ほかに。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 以上で各常任委員会の報告に対する質疑を終結いたします。 次に、特別委員会の中間報告を求めます。 まず、市町村合併対策調査特別委員会、岩橋委員長。 ◎市町村合併対策調査特別委員長(岩橋紀行) (登壇)     ――――――――――――――――――――――――――           市町村合併対策調査特別委員会中間報告書 平成15年第2回定例会において設置されました本委員会は、第3回定例会及び第4回定例会において中間報告を行ったところである。以後、1月19日、3月8日、19日に委員会を開催したので、その内容について中間報告します。1.伊万里・西松浦地区任意合併協議会について  第16回の会議が3月18日に開かれ、西有田町の委員は全員欠席であったが、後段の報告 の中で述べる、事務局で保留扱いとされていた、西有田町から提出の任意合併協議会退会 届の取り扱いについて協議が行われ、退会届を受理されている。なお、4月末日までは門 戸を開いておくこととされている。  また、今後の任協のあり方について協議され、伊万里市、有田町の1市1町で任協を継 続することで了承されているが、1市1町の枠組みでの合併協議については慎重論も出さ れ、各市町に持ち帰っての協議検討も必要であるとして次回の任協で再協議することにな っている。  加えて、事務局から合併特例法期限内の合併を目指すとなれば、時間的には本年4月末 頃までには法定協議会への移行が必要である旨の説明が行われている。2.第16回任協までの経過等 (1) 西有田町からの申し入れについて   ①地域自治組織、財産に関することについて    地域自治組織・財産問題検討会及びワーキング部会において、昨年12月以降、協議   会に諮る調整案の協議を重ね、地域自治組織への財源の配分方法についての調整案は   整ったが、財産の平準化については、議論が分かれ、調整案がまとまるまでには至っ   てない旨の説明を1月19日に受けた。   ②病院事業に関する伊万里市の考え方について    申し入れの問題点、提出経緯等を改めて整理し協議の結果、西有田町の申し入れが   強い項目ではあるが、伊万里市においても大変重要な問題である。市民ニーズとして   中核的病院の建設が今も強く求められていること、又、合併により市民サービス、医   療サービスが低下すれば市民の満足は得られないといったアンケート結果等も踏まえ、   種々の考察、比較検討を重ねた結果、基本的には、現在の2つの公的病院(西有田共   立病院、伊万里市立市民病院)をそれぞれ維持していくことで回答案を考えていると   の説明を同日に受けた。    回答案の要旨は、申し入れの趣旨は理解をするが、市民病院の果たす役割は6万市   民にとって重要であり、今後も機能の維持・拡充を市民が強く望んでいる。このため、   それぞれの公的病院の役割を尊重することとし、「西有田共立病院及び伊万里市立市   民病院の施設及び運営については、現行のとおりとし、新市に引き継ぐ。なお、将来   において両病院の老朽化等による改修・改築を行う場合は、旧市町における公的医療   機能を維持することとし、現在地を基本とする。」ことで、協議会の確認事項として   提案する内容となっている。   ③意見等    病院事業に関して、「既存の病院をひとつに統合するのも大きな選択肢ではない―   ―か。」、「救急等対応の総合病院を市民は望んでおり、立派な病院が出来れば西有   田町内でもいいのではないか。」、「社会保険病院の今後の動向等もあり、申し出ど   おりの結論は時期的に問題。」、「新市建設計画の中で十分検討すべきで、現時点で   は回答案の内容でしか出せない。」などの意見が出て議論の結果、一部回答案に反対   はあったが了承した。 (2) 西有田町の任意合併協議会退会表明(届)の経緯等について   ①経緯及び状況    2月2日に、市長、助役、議長が、有田町の町長、議長、並びに西有田町の町長、   助役、正副議長を訪問し、任意合併協議会会長宛の病院事業に関する伊万里市の考え   方についての回答案を提示し説明されている。    3月2日に、1市2町の首長、助役、正副議長の会議が持たれている。その席上で、   西有田町から任協からの退会表明、届が出され、任協の場で提出すべきものであると   して事務局預かりの保留扱いとされているとの説明を3月8日に受けた。   ②意見等    西有田町からの任協退会届が出されたことに対して、「市は今まで大変気を遣い対   応してきたと思う。」、「退会届の提出は残念に思う。」、「退会届は、正式な場   (任協)で出されるべきで、非公式の場で出されたことは紳士的でない。」、「こう   なることも予測されたことであり、対応が十分でなかったのではないか。どこに問題   があったか市長も議会も反省すべき点である。」、「未来永劫、1市2町の合併がダ   メになったということではない。次の可能性を踏まえた協議会の結末にしなければな   らない。」、「今後のことは、まず市民に説明をし枠組み等色々考えなければならな   い。」、「次回任協に西有田町が出席される努力をしなければならない。」、などの   意見、さらに退会届が受理された場合は改めて広域的見地を含めた合併枠組みの見直   しをといった意見も出たが、任協の住民代表委員の意見、協議結果を受けて協議する   こととなった。3.第16回任協の結果をうけて  3月19日に、第16回任協での協議内容の説明を受けた。その中で、1市1町の枠組みで の合併協議の是非、今後の合併問題に対する対応等について、「白紙に戻し枠組みから考 えるべき。」、「1市1町の合併に意義があるか疑問。」、「1市2町の合併に意義があ り、暫く休止して話し合いをすべき。」、「飛び地との合併は、無理が出てくる。」、 「1市1町での議論を深め粛々と進め合併すべき。」、「1市1町合併のメリット、デメ リットを検討すべき。」、「特例措置がある期限内に合併すべき。」、「住民への説明が 先。」といった意見が出て集約までには至らず、第17回の任協が開催される前に改めて協 議することとなっている。 以上報告いたします。  平成16年3月23日                        市町村合併対策調査特別委員会                      委員長岩橋紀行伊万里市議会議長 黒 川 通 信 様     ―――――――――――――――――――――――――― ○議長(黒川通信)  次、西九州自動車道・港湾整備対策調査特別委員会、岩本委員長。 ◎西九州自動車道・港湾整備対策調査特別委員長(岩本盛房) (登壇)     ――――――――――――――――――――――――――       西九州自動車道・港湾整備対策調査特別委員会中間報告書 平成15年第2回定例会において設置されました本委員会は、第3回定例会及び第4回定例会において中間報告を行ったところである。以後3月5日に委員会を開催したので、その結果について報告します。1.西九州自動車道の整備について (1)  西九州自動車道   ① 唐津道路の唐津インターチェンジまでは、平成17年度供用開始を目標に着々と工    事が進められており、唐津伊万里道路においても北波多インターチェンジの取付け    道路など、昨年6月から工事が進められている。     伊万里市内においては、市土地開発公社での用地買収に向け協議中である。また、    伊万里道路と伊万里松浦道路については、環境影響評価書準備書の作成や地元説明    会の開催など都市計画道路決定に向けた調整が行われている。   ② 伊万里・平戸・松浦市議会西九州自動車道建設促進協議会において、昨年9月26    日に佐賀・長崎両県の知事、議長及び国道事務所長、本年1月13日に国土交通省九    州地方整備局長、2月4日に国土交通省本省及び佐賀・長崎両県選出の国会議員、    及び関係機関に対して要望活動を行った。 (2)  一般国道    国道 202号二里大橋交差点改良事業は、用地測量等についての地元説明会が行われ、   二里大橋の山代方面への右折車線工事が着手されている。また、国道 202号白野地区   の4車線改良事業は、新年度において一部工事着工を目標に用地買収が進められてい   る。国道 202号井手野・小麦原地区歩道設置事業、国道 498号大坪バイパスについて   も、物件補償や用地買収等が行われている。計画年次内における早期完成を要望する。2.港湾施設整備について  本年度から航路及び停泊地の浚渫工事に着手されている。また、七ツ島工業団地の国際  コンテナターミナルにおいては、昨年11月に中国大連港との定期航路が開設され、さら  に、今月4日には中国南部とを結ぶ華南ラウンド船が就航した。今後、コンテナ貨物の  さらなる増加が見込まれ、国際交易港としての伊万里港の発展を期待する。 以上報告いたします。  平成16年3月23日                   西九州自動車道・港湾整備対策調査特別委員会               委員長岩本盛房伊万里市議会議 長  黒 川 通 信 様     ―――――――――――――――――――――――――― ○議長(黒川通信)  次、企業誘致・経済活性化対策調査特別委員会、笠原委員長。 ◎企業誘致・経済活性化対策調査特別委員長(笠原義久) (登壇)     ――――――――――――――――――――――――――        企業誘致・経済活性化対策調査特別委員会中間報告書 平成15年第2回定例会において設置されました本委員会は、第3回定例会及び第4回定例会において中間報告を行ったところである。以後3月5日に委員会及び現地視察を行ったので、その結果について報告します。1.企業誘致について (1)  企業訪問等による立地勧奨   本年( 391ページで訂正)12月以降、今日までに6企業(関東5、中国1)を訪問し、  立地勧奨が行われており、企業側からの訪問も8企業となっている。   誘致活動が即企業立地に繋がるような有益な情報は得られていないが、景気回復の兆  しから事業拡張の動きが見られる企業もあり、今後の情報収集活動及び誘致活動に期待  をするところである。   今後も韓国釜山港や中国大連港との定期コンテナ航路や港湾施設と一体化した工業団  地などの優位性をセールスポイントとして、立地勧奨における継続的な取り組みを望む。2.中心市街地活性化対策について (1)  中心市街地活性化対策における経過報告   国の登録有形文化財である「前田くしや」については、先進地事例調査を行うなど施  設活用に向けての具体的検討がなされている。   また、銀天街ファサード改修事業については、アーケードの撤去に関し組合決議が行  われ、合意形成が図られており、今後は道路整備や空き店舗への出店誘導等の取り組み  が計画されている。   中心市街地において、かつて古伊万里の積出港であった伊万里津の歴史と文化を活か  した観光ルートの開拓や空き店舗の活用等、今後の更なる事業展開を期待する。3.伊万里・アジアネットワーク事業について (1)  伊万里・アジアネットワーク事業   対中国等アジア諸国との交易におけるノウハウ導入を目的として平成15年4月から商  社へ市職員1名を派遣し、情報収集を行ってきた伊万里・アジアネットワーク調査事業  は次の段階を迎え、とりわけ中国に関して有益や情報を有する大手商社「伊藤忠グルー  プ」の支援のもとで、これまでの調査結果をもとに対中国ビジネス戦略を展開していく  ものとしている。中国上海や大連などをターゲットとした伊万里焼の販売や伊万里牛レ  ストランの開設、海洋エネルギー技術の輸出及び大学間連携等を具体的なアジアビジネ  スの可能性として掲げており、特に平成16年度においては向こう2年以内の戦略メニュ  ーの検討、事業手法の検討等をプロジェクトチームを編成して行うものとしている。今  後の事業展開については期待をするところであるが、今日の緊縮財政の中、費用対効果  及びリスク等を十分検討の上、取り組んでいただきたい。4.現地視察について  佐賀大学海洋エネルギー研究センターの施設を行い、「伊万里サステイナブル・フロン  ティア知的特区」の認定がもたらした効果、ベンチャー企業や新産業分野の創出可能性、  関連企業の誘致可能性という観点から説明を受けたところである。   海洋エネルギー関連技術の研究開発が世界の注目を浴びる中、当該センターの研究員  の半数近くが外国人であり、これからも外国人研究員や研修生は増加するものと見込ま  れる。また、佐賀大学との共同研究に取り組みたい意向を示している民間企業等も多い  ことが確認されていることから、外国人研究者を受け入れるための環境整備や、民間企  業が佐賀大学と共同研究に取り組みやすい環境の整備が必要であることを認識したとこ  ろである。   本市における知的特区構想を推進すべく、今後、貸研究施設や貸事務所の設置等、研  究環境整備に積極的に取り組まれることを望む。 以上報告いたします。  平成16年3月23日                     企業誘致・経済活性化対策調査特別委員会                 委員長笠原義久伊万里市議会議 長  黒 川 通 信 様     ―――――――――――――――――――――――――― ○議長(黒川通信)  以上で特別委員会の中間報告が終わりましたので、午後1時まで休憩いたします。               (午前11時55分 休憩)               (午後1時   再開) △日程第7 特別委員会報告に対する質疑 ○議長(黒川通信)  会議を再開いたします。 それでは、特別委員会の中間報告に対する質疑を行います。 まず、市町村合併対策調査特別委員会中間報告について。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次、西九州自動車道・港湾整備対策調査特別委員会中間報告について。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 次、企業誘致・経済活性化対策調査特別委員会中間報告について。(「ちょっと修正をですね」と呼ぶ者あり)笠原委員長。 ◎企業誘致・経済活性化対策調査特別委員長(笠原義久)  済みません。申しわけなかったんですが、1枚目の「1.企業誘致について (1) 企業訪問等による」云々の最初の文章ですね、申しわけありません。「本年12月以降」となっておりましたが、これは「昨年12月以降」ということで、済みません、御訂正をお願いいたします。 以上です。 △日程第8 議案の付議順序により討論、採決 ○議長(黒川通信)  企業誘致・経済活性化対策調査特別委員会中間報告についてはございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 以上で各特別委員会の中間報告に対する質疑を終結いたします。 それでは、議案の付議順序に従いまして、これより討論、採決を行います。 まず、議案第1号 伊万里市都川内森林公園条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第1号については原案のとおり可決されました。 議案第2号 地方独立行政法人法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第2号については原案のとおり可決されました。 次、議案第3号 伊万里市役所出張所設置条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第3号については原案のとおり可決されました。 次、議案第4号 伊万里市行政手続条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第4号については原案のとおり可決されました。 次、議案第5号 伊万里市駐在員設置条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第5号については原案のとおり可決されました。 次、議案第6号 伊万里市個人情報保護条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第6号については原案のとおり可決されました。 次、議案第7号 伊万里市情報公開条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第7号については原案のとおり可決されました。 次、議案第8号 伊万里市長、助役、収入役及び水道事業管理者並びに教育長の給料月額の特例に関する条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第8号については原案のとおり可決されました。 次、議案第9号 伊万里市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第9号については原案のとおり可決されました。 次、議案第10号 伊万里市報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第10号については原案のとおり可決されました。 次、議案第11号 伊万里市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第11号については原案のとおり可決されました。 次、議案第12号 伊万里市手数料条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第12号については原案のとおり可決されました。 次、議案第13号 伊万里市特別会計設置条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第13号については原案のとおり可決されました。 次、議案第14号 伊万里市留守家庭児童クラブ条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第14号については原案のとおり可決されました。 次、議案第15号 伊万里市国民健康保険税条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第15号については原案のとおり可決されました。 次、議案第16号 伊万里市廃棄物の減量及び適正処理並びに環境美化に関する条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第16号については原案のとおり可決されました。 次、議案第17号 伊万里市中小企業振興資金貸付けに関する条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第17号については原案のとおり可決されました。 次、議案第18号 伊万里市火災予防条例の一部を改正する条例制定について    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第18号については原案のとおり可決されました。 次、議案第19号 伊万里市教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第19号については原案のとおり可決されました。 次、議案第20号 伊万里市公民館設置条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第20号については原案のとおり可決されました。 次、議案第21号 伊万里市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第21号については原案のとおり可決されました。 次、議案第22号 伊万里市重度心身障害児福祉年金条例を廃止する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第22号については原案のとおり可決されました。 次、議案第23号 伊万里市火葬場の設置及び管理に関する条例を廃止する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第23号については原案のとおり可決されました。 次、議案第24号 伊万里市林業構造改善事業審議会設置条例を廃止する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第24号については原案のとおり可決されました。 次、議案第25号 伊万里都市計画事業北部第一土地区画整理事業施行に関する条例を廃止する条例制定について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第25号については原案のとおり可決されました。 次、議案第26号 専決処分の承認を求めることについて(平成15年度伊万里国民健康保険病院事業特別会計補正予算(第3号))。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第26号については原案のとおり承認されました。 次、議案第27号 専決処分の承認を求めることについて(損害賠償の額を定めることについて)。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第27号については原案のとおり承認されました。 次、議案第28号 伊万里市公平委員会委員の選任について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第28号については原案のとおり同意されました。 次の議案第29号 平成15年度伊万里一般会計補正予算(第6号)については、議会議案第1号の修正案が提出されておりますので、その方から討論、採決を行います。 議会議案第1号 修正案の提出について(議案第29号 平成15年度伊万里一般会計補正予算(第6号)修正案)。21番樋渡議員。 ◆21番(樋渡伊助) (登壇) 修正案の議案に対しまして、反対の立場で意見を申し上げます。 第1点目は、今回、第1回の定例議会でありますので、それぞれの委員会には多くの議案が付託されております。そのために3日間の委員会日程で通常より1日多くなっております。先ほど委員会報告がありましたけれども、私は委員会で付託された案件というのは、委員会で決定されたことについては私は尊重すべきであろうというふうに思います。これが第1点です。 第2点目は、今回の窓口のエプロン着用については、その職場を明るく環境を変えていこうというふうなことで、雰囲気を変えていこうというふうなことでの提案であろうと思っております。確かに今の時期に40万円というお金については、非常に貴重な財源だろうと認識をしております。そういう中で、ある事業においては経済効果とか、あるいは評価がすぐ出ますけれども、このエプロンの着用については、すぐ効果というものは物差しではかることができません。そういう意味で、その結果、私はエプロンを着用し、3カ月、あるいは6カ月後に実際市民の方が窓口に見えたときに感想を聞くなり、そういったことについて評価をすべきであろうと思っております。 もちろん、執行部においても倍にして市民に還元するということで議会でお約束をされておりますので、私はそういう意味においてエプロンの着用をしていただくということで、期待をしておきたいと思っております。そういう理由から修正案には反対するものであります。 終わります。 ○議長(黒川通信)  ほかに。20番盛議員。 ◆20番(盛泰子) (登壇) ただいま修正案に対して反対の討論がありましたが、私は賛成の立場で討論させていただきます。 ただいま樋渡議員は3日間委員会があって、付託委員会での決定は尊重すべきだというふうにおっしゃいました。委員会での状況は、先ほど前田委員長の方からも御報告がありましたように、賛成の意見を述べられた方が4人、反対の意見を言った委員が2人という状況で、最終的には賛成の方が多かったから決定されているということです。最終日の判断は私たち議員一人一人に問われていることだと私は思います。 それからもう一つ、明るく環境を変えていこうということであろうというふうにおっしゃいましたが、今回予定されているエプロンの色を樋渡議員は御存じでしょうか。実は図書館で着用しているエプロンよりももっとダークな濃ゆい紺色ということで、明るくという部分は違うというふうに私は思います。また、数カ月やってみて評価を聞いてみてもいいのではないかというふうにおっしゃいましたけれども、やはり公費を使って後から評価を聞いてみるというのは、順序が逆ではないかなというふうに思います。 それでは、私の討論に入らせていただきます。 昨年の3月の議会でも言ったことですけれども、その場にいらっしゃらなかった方にぜひ聞いていただきたいので、あえてまたこのフレーズから討論を始めたいと思います。 もし私が市長のお母さんか愛するパートナーであったなら、「芳和さん、あなたは市長なんだから、思いつくままに何でもやってごらんなさい」と優しく言うでしょう。しかし、私はチェック機関の議員として、残念ながら、今回原案に賛成せず、修正案に賛成する二つの理由を申し上げたいと思います。 まず、私は市民図書館でエプロンがけで仕事をするスタッフの姿が市民から大変親しまれていることはよく知っています。また、かつてごみ対策協議会で視察に伺った島根県出雲市で窓口職員が磁気予防のためのエプロンを着用していたのを見て、御一緒した皆さんから伊万里でもやったらいいですねという声があり、実はこの議会でも取り上げた経緯もあります。しかし、今回大変厳しい財政状況の中でどうしてもそれがなければ市民に親しまれるサービスが実現できないとは思えません。あれもこれもではなく、あれかこれかの選択をすべき今、その優先順位は低いと思います。 今回、予算書の内容が事業別に変わり、市民にもわかりやすくなったことは高く評価しておりますが、そのために廃止された項目も多く、これが削られたとはと絶句したものもありました。部ごとの枠配分によって生じたきしみの音が市長には聞こえないのでしょうか。今回ほど答弁する部長の御苦労を痛切に感じたことはありませんでした。 二つ目は、ここ2年間事務服の支給がなされていないことの方が問題であるという点です。窓口に立つ職員は、背広にエプロンをするのでしょうか。また、総務部長は、市民図書館ではユニホームとして既にエプロンを着用していると言われましたが、一度でも公費でエプロンが支給されたことはありません。総務委員会において参考までに示された図書館のエプロンは、スタッフがふぞろいのエプロンをつけているのを見かねた友の会が古本バザーなどの益金からプレゼントしたものです。本来、公費で支給されるべきものがストップしている中で、職員からぜひ欲しいと要望されたならまだしも、トップダウンでなされるようなたぐいのことではないと思います。 最後に、引退してもうこの場にはおられない先輩議員がラストの一般質問で私たち後輩に対して贈ってくださった言葉を引用します。政策判断の基準は、市民にとってそれが利益になるのか、不利益かという以外の基準はないということをしっかり勇気を持ってもらいたい。エプロンが市民に利益をもたらすか否かは神のみぞ知ることかもしれません。しかし、財政難の今、あえて行うことについて市民の理解を得られるでしょうか。甚だ疑問であると申し上げて、私の賛成討論を終わります。皆さんの御賛同をいただければ幸いです。 以上です。 △日程第9 閉会 ○議長(黒川通信)  ほかに。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ここで討論を終結いたします。 反対、賛成の討論がありましたので、採決をいたします。 議会議案第1号の修正案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって議会議案第1号については可決されました。 次に、議案第29号 平成15年度伊万里一般会計補正予算(第6号)について、修正議決されました箇所を除く部分について討論、採決を行います。 議案第29号 平成15年度伊万里一般会計補正予算(第6号)の修正議決されました箇所を除く部分について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第29号の修正議決されました箇所を除く部分については原案のとおり可決されました。 次、議案第30号 平成15年度伊万里国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第30号については原案のとおり可決されました。 次、議案第31号 平成15年度伊万里介護保険特別会計補正予算(第3号)について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第31号については原案のとおり可決されました。 次、議案第32号 平成15年度伊万里市伊万里駅周辺土地区画整理事業特別会計補正予算 (第3号)について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第32号については原案のとおり可決されました。 次、議案第33号 平成15年度伊万里老人保健特別会計補正予算(第4号)について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第33号については原案のとおり可決されました。 次、議案第34号 平成15年度伊万里水道事業特別会計補正予算(第3号)について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第34号については原案のとおり可決されました。 次、議案第35号 平成15年度伊万里国民健康保険病院事業特別会計補正予算(第4号)について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第35号については原案のとおり可決されました。 次、議案第36号 平成16年度伊万里一般会計予算について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第36号については原案のとおり可決されました。 次、議案第37号 平成16年度伊万里国民健康保険特別会計予算について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第37号については原案のとおり可決されました。 次、議案第38号 平成16年度伊万里介護保険特別会計予算について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第38号については原案のとおり可決されました。 次、議案第39号 平成16年度伊万里立花台地開発事業特別会計予算について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第39号については原案のとおり可決されました。 次、議案第40号 平成16年度伊万里公共下水道事業特別会計予算について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第40号については原案のとおり可決されました。 次、議案第41号 平成16年度伊万里農業集落排水事業特別会計予算について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第41号については原案のとおり可決されました。 次、議案第42号 平成16年度伊万里市伊万里駅周辺土地区画整理事業特別会計予算について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第42号については原案のとおり可決されました。 次、議案第43号 平成16年度伊万里市営駐車場特別会計予算について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第43号については原案のとおり可決されました。 次、議案第44号 平成16年度伊万里老人保健特別会計予算について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第44号については原案のとおり可決されました。 次、議案第45号 平成16年度伊万里水道事業特別会計予算について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第45号については原案のとおり可決されました。 次、議案第46号 平成16年度伊万里工業用水道事業特別会計予算について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第46号については原案のとおり可決されました。 次、議案第47号 平成16年度伊万里国民健康保険病院事業特別会計予算について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって議案第47号については原案のとおり可決されました。 次に、意見書案について討論、採決を行います。 まず、意見書案第1号 容器包装リサイクル法の改正を求める意見書の提出について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって意見書案第1号については原案のとおり可決されました。 次、意見書案第2号 消費者保護基本法抜本改正等を求める意見書の提出について。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって意見書案第2号については原案のとおり可決されました。 なお、ただいま可決されました意見書については、それぞれの関係機関に送付することにいたします。 ここでお手元に配付しておりますとおり、各常任委員会並びに市町村合併対策調査特別委員会、西九州自動車道・港湾整備対策調査特別委員会、企業誘致・経済活性化対策調査特別委員会から会議規則第65条の規定により継続審査の申し出がなされております。 そこで、お諮りいたします。各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。 以上をもちまして、今期定例会の日程をすべて終了いたしましたので、平成16年伊万里市議会第1回定例会を閉会いたします。               (午後1時24分 閉会) 上記のとおり会議の次第を記録し、これを証するために署名する。  平成  年  月  日      伊万里市議会             議 長 黒 川 通 信             議 員 前 田 教 一             議 員 岡 口 重 文      容器包装リサイクル法の改正を求める意見書 一般廃棄物の約6割を占める容器包装のリサイクルを行うため、平成9年4月に「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル法)」が施行され、びんとペットボトルが再商品化の対象となり、平成12年4月からは、紙類、プラスチック容器包装材が対象品目に加わった。この容器包装リサイクル法では、リサイクルされることが免罪符となり、ワンウェイ容器の大量生産・大量使用の構造は見直されず、排出抑制に結びついていないのが現状である。 また、昨年の通常国会で可決された改正廃棄物処理法では、産業界の反対により「拡大生産者責任」は盛り込まれなかった。 その一方で、依然として地方自治体はリサイクルコストの約7割を占める収集、分別、保管を義務付けられ、分別収集に積極的に取り組む自治体の財政を圧迫しており、その費用は、事業者が負担する再商品化費用の約3倍にもなると言われている。容器選択権のある生産者の責任が法律によって明確にされない限り、大量リサイクルに対する自治体の負担は増加するばかりである。 さらに循環型社会形成推進基本法では、廃棄物の処理について①発生抑制 ②再使用 ③再生利用 ④熱回収 ⑤適正処分と、5段階の優先順位が設けられており、これらを推進するさまざまな経済的・規制的手法を法制化する方向での見直しが不可欠となっている。 よって、国会及び政府におかれては、下記のとおり容器包装リサイクル法の見直しを早急に行うよう強く要望する。                記1.拡大生産者責任の原則をより徹底・強化し、地方自治体が負担している収集・選別・ 保管等の費用を事業者の負担とすること。2.発生抑制、再使用、再生利用の優先順位によって進める、経済的・規制的手法、例 えば容器製造時課徴金やデポジット制度等を法制化すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成16年3月23日                          伊万里市議会 衆議院議長  河 野 洋 平 様 参議院議長  倉 田 寛 之 様 内閣総理大臣 小 泉 純一郎 様 総務大臣   麻 生 太 郎 様 経済産業大臣 中 川 昭 一 様 環境大臣   小 池 百合子 様         消費者保護基本法抜本改正等を求める意見書 ここ数年、商品やサービス・金融に関する消費者被害が日本各地において急増し、消費者のくらしをおびやかしている。国民生活センターの統計によると、全国各地の消費生活センターなどに寄せられた消費者からの苦情件数は、平成14年度(2002年度)には83万件に上り、10年前の約4.4倍に達している。さらに、食品偽装事件など企業不祥事の続発により、消費者は企業に対して大きな不信を抱いている。 こうした状況を踏まえ、内閣府・国民生活審議会の消費者政策部会では、報告書「21世紀型の消費者政策の在り方について」を平成15年(2003年)5月にとりまとめた。この報告書は、消費者の権利を消費者政策基本理念とし、消費者保護基本法の抜本改正をはじめ、消費者団体訴訟制度(団体訴権)等の導入を明確に打ち出すなど、日本の消費者政策にとって画期的な意義のあるものと言える。 現在政府では、この報告書の具体化に向けて、消費者保護基本法の見直しの検討作業などが進められ、今通常国会で改正法案が審議される見通しとなっている。しかし、「消費者の権利」を法律に明記することについては事例が少なく、困難が予想されている。消費者にとって安全・安心なくらしが保障される社会システムを実現するためには、「消費者の権利」を基本にすえた消費者保護基本法の抜本改正が必要である。 よって、国会及び政府におかれては、「消費者の権利」を明記した消費者保護基本法の改正をはじめ、消費者団体訴訟制度の導入、消費者政策の推進体制の見直しを行うことを強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。                   記1.消費者・事業者間の情報力・交渉力等の格差を是正し、消費者問題に関する施策の 充実につなげるため、国際的にも標準となっている「消費者の権利」を明記すること。2.消費者被害を効果的に防止・救済しうる消費者団体訴訟制度を導入するために、導 入の根拠となる規定を盛り込むこと。3.消費者政策の推進体制に関する規定について、各省庁に対する勧告等を含め、消費 者政策の総合的かつ一元的な体制を設けること。 平成16年3月23日                     伊万里市議会 衆議院議長   河 野 洋 平 様 参議院議長   倉 田 寛 之 様 内閣総理大臣  小 泉 純一郎 様 内閣官房長官  福 田 康 夫 様...